NHK「SWITCH 宮藤官九郎×葉加瀬太郎」を見ました。
独特の世界を生き、発信しているお二人。
日本のクリエイターの最前線を歩いていらっしゃる方々のお話が
とってもおもしろかったので、共有したいと思いました。
いくつか、心に残ったお話がありました。
・宮藤さん「いまの若者には、ないものは自分で創ろうという意識がないんじゃないか」
・葉加瀬さんはバイオリンを弾くときにどうして鼻先が渦巻きに向いていないのか
→体重が乗るから&鼻の息がマイクに入るから!!
・葉加瀬さん、宮藤さん共通「クライアントに対して、“じゃあお前が書いてみろ」と思うことがある
けれど、年をとるごとにクライアントに頭を垂れるように、もっと聴かせてくださいと思うようになる
などなど、、、
でも、その中で、一番感動し、共感し、学ばせて頂いたのは、
葉加瀬さんの「100年、200年残る曲は、作曲家が残そうと思って書いている」という言葉でした。
そのときに人気のあるもの、売れるものは他にあっても、残るものは違うと。
余計なものを削ぎ落として洗練させた方が賞味期限の長い音楽が創れる、というのは、
私が創りたいと思うものにも共通しているものを感じました
(というのはとてもおこがましいのですが)。
葉加瀬さんはこれから20年かけてブラームスの曲を練習し、
60歳での演奏を目指すそうです。
すごい決意だな〜。
今の私の書道、10年先の私の書道、100年先の私の書道。
変わるもの、変わらないもの。残るもの、残らないもの。残したいもの。
焦らないで、続けていきたい。
お二人の自然な話ぶり、気さくさに、とても惹かれました。
だから、いいものが創れるんだろうな。