書塾花紅に魅せられて(書塾生レポート1)



 私は「書塾花紅」に入塾して2年目の克己と申します。
 先日、寧月先生から、「書塾花紅」で学んだことや感じたことを書いてみてくれないかと打診されました。拙い文章ですが、折角の機会ですので、日頃感じていることを書いてみました。
 

【書塾花紅との出会い】

 昨年、長く勤めた仕事を定年退職して一息ついていた時期に、池上の古民家カフェで書塾が開催されていることを妻が教えてくれました。
 私の家から自転車で20分程かかる距離ですから近所ではないのですが、「池上」という場所は昔から妻も私も大好きで、サイクリングやウォーキングで出かけてくることがよくありました。「古民家」も「カフェ」も私たちの嗜好に合っていましたから、そういう雰囲気のある所に「書塾」があることに「幸運な出会いの予感」を覚えました。

克己 臨書 集空海般若心経

克己 臨書 集空海般若心経


 

【書道への第一歩】

 「書道」をやるのは私は初めてでしたから、道具を揃えることから、何を練習するかまで、最初は右往左往していましたが、先生の「さり気ない心づかいの導き」のおかげで、「書を学ぶことの難しさと楽しみ」を同時に味わいながら、今は書塾の2年生になることができています。
 

【書塾花紅の魅力】

 生徒目線で見つめますと「書塾花紅」にはたくさんの魅力があります。たった一年間の経験でも、率直にそう思います。
 中でも、昨年5月末に開催された「イスラエルの書道教室との交流会」は秀逸なイベントでした。遠いイスラエルの地から来日した16人と東京池上の地で「書」を通して出会えるというのは何と素晴らしいことでしょう。

 

【逆境を乗り越える】

 今年で3回目になるはずだった「イスラエルの人々との交流会」がコロナ禍によって中止になったのは残念なことでした。それでも、「書塾花紅」は、このようなグローバルでありローカルでもある「逆境」に対して「建設的な試み」によって乗り越えようとしていると思います。
 その具体例のひとつは「寧月先生によるイスラエルの書道教室へのオンラインレッスン」ですし、更には花紅書塾生とイスラエル(及びハンガリーやアメリカ)の人々とのコラボレーションによる『お家で百字文リレー』です。
 これらは、たぶん「書塾花紅」だからこそ可能になっている出来事だと思います。

百字文リレーでは「恋愛成家」を担当

百字文リレーでは「恋愛成家」を担当


 

【共に学ぶ仲間としての悦び】

 「書塾花紅」は2016年4月開設ということですから今年で5年目を迎えているわけですね。開設当初に小学1年生で入塾した人は5年生になっているでしょう。小学5年生だった人は中学3年生になっているのでしょう。
 私(64歳)のような高齢の大人から拝見しますと、小学生や中学生の皆さんがとても眩しく映ります。私とは歳の差が50歳以上もある若い皆さんと「書塾花紅」という場所で一緒に学べるのは、何と幸せなことでしょう! それは、私が孫と遊ぶ時の祖父としての喜びとは全く異なっていて、「よい緊張感を伴う、共に学ぶ仲間としての悦び」なのです。
 

【私のささやかな目標】

 私はまだまだ拙いレベルですけれども、「古典臨書」に興味を持っています。
 寧月先生作成の「【書塾花紅】古典臨書リスト」はとても参考になります。私は今年になって、そのリストの中から『九成宮醴泉銘』と『蘭亭叙』を練習してみました。それぞれ2〜3ケ月かかり、とても苦労しましたが、全臨を一通り終えた後の充足感は格別なものでした。
 今、『風信帖』(空海)の練習を始めたところです。空海は大好きな人物です。『風信帖』を所蔵する「東寺」や空海創建の「高野山」には数年前に訪れましたが、それらの風景を目に浮かべながら、空海への想いを巡らせつつ、『風信帖』に向き合えるというのは、何ものにも代え難い悦びです。
 

「九成宮醴泉銘」全臨

「九成宮醴泉銘」全臨

【これからもよろしくね♬】

 小学生から高齢者までの塾生を対象にして、日常的には「さり気ない心づかいによる導き」があり、重要な局面においては「建設的な試みに挑戦する場を提供」する書塾花紅に出会えたことに私は心からの幸せを感じます。
 そして、その幸せを持続させるためにも、できる限りの練習を積み重ねて私なりに「書の道」を歩んでいこうとも思います。
 
書塾の皆さん、これからもよろしくね♬

 

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>>寧月の教育活動についてはこちら

 

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