先日のこと。
家に帰ると、大きな段ボールが届いていました。
お届け物に敏感な子どもたちは、「これなに?空けてみようよ。」とわくわくのご様子。
中身を知る母はひとり、そんな子どもたちを見ながら、「なんだろうね〜」と言いつつ、心の中で笑っていました。
開けてみると、中には多種多様の、大量の、おやつ!
娘は「わー!」と歓喜の声をあげ、段ボールの中身を物色しながら、うれしそうに並べていきました。
おやつを送ってくれたのは、おてらおやつクラブ。
一般社団法人お寺の未来が展開している、お寺とシングルマザー家庭を結ぶ活動で、
簡単に言うと、お寺に集まって余ってしまっているお供え物を、
経済的に困っている母子家庭にくばりましょう、という活動です。
実は、訳あって、シングルマザー家庭となっている、我が家。
母子家庭のおよそ半分が貧困を抱えるというニュースも他人事ではなくなって、
格差社会と呼ばれる世の中を、下から見上げるように考える立場になっています。
そんな中、お寺の未来の方々とのご縁でおてらおやつクラブを紹介していただき、
その、ありがたい活動の輪に入れていただくことにしました。
段ボールに入っていたのは、実はおやつだけではありませんでした。
タオル、インスタントコーヒーにインスタントカレー。
子どもたちが大好きでいくらあってもうれしい、うどん。
そして、、、、なぜか、softbankのしゃべるお父さん犬も!
おちびの息子はおやつ大好きにも関わらず、予想に反して、このお父さん犬に大喜び。
「うちにもお父さんができたね」と笑ったりして、みんなで出迎えました。
離婚に至るまでの過程で、離婚を経験して、
人生は自己責任という考え方ではいられないこともあるのだと、感じています。
そんななか、細かな事情を根掘り葉掘りきくでもなく、
ただ「困っている」という実情を察して、こうした支援をしてくれる、
おてらおやつクラブの活動は、本当にありがたいものだと思いました。
ああ、お寺ってこういうところなんだなぁ、と思いました。
まだまだ自分自身のことで精一杯な私ですが、
今後少しずつ、同じような悩みを抱えている人たちの力になれるように、
私自身も、いつか活動を広げていけたらいいなぁと思っています。