「週3日託児」を広めよう


私には、2歳になる娘がいます。
以前こちらで、「親の背中を見て子どもは育つ」と書いたこともあるように、
私は娘を持って、母自身夢を追うことに決め、
書道デザイナーを目指す決意をしました。
そして、託児を利用しようと思ったとき、
でも、私は「週5日」の託児には非常に抵抗がありました。
週5日子どもを預けてしまっては、
教育の基本は家庭教育
幼児教育は愛情を注ぐこと(=スキンシップの時間をとること)
という、私の“子育てポリシー”に反します。
しかし、同時に、子育てをしながら、
母親と週7日、ずっと家で過ごすこともまた、
子どもにとって良くないと感じていました。
兄弟が何人もいるならいざ知らず、
かつてのような近所のお兄ちゃんお姉ちゃんがいるならいざ知らず、
母親と二人というのは子どもにとって世界が狭すぎて、
「社会にはいろんな人がいる」という経験が得られないと思ったのです。
そこで、私の結論は「週3日託児」。
現在、週3日、8時間/日、無認可の託児所に娘を預けています。
預けて1年2ヶ月たちましたが、
娘は、同年代の子どもたちに揉まれながら、
たくましく育ってきてくれていると感じています。
同時に、母の方も時間的・体力的余裕があるので、
休みの日はおばあちゃんのところへ行ったり、
家でいろんな創作をしたり、
さみしいときには1日中抱っこしたりしています。
(4日の入院後はそんな感じでした)
「週3日で預けている」と話すと、
よく周りから「うらやましい」とか「それがベスト」などとよく言われます。
しかし、それにも関わらず「週3日」を選んでいるお母さんは本当に僅かです。
その主な原因は、
・正社員勤務では週3日勤務の了承が得られないこと
・週3日だけ預かってくれる託児所が見つからないこと
  (認可保育所では週5日預けたいお子さんでも入れない状況)
・週3日託児は経済的にメリットが少ないこと
  (託児費は週5日の場合とほとんど同じ、収入は激減)
という、切実な理由があります。
私は、たまたま近所に理解ある託児所があり、
夫の収入で生活費はなんとかまかなっていけるので、
自分たちの理想の子育てを行えているというありがたい状況です。
働くことは、母の人生にとって、とても大切。
母と子がともに時間を過ごすことも、とても大切。
子どもが社会を学ぶ時間を作っていくことも、とても大切。
幼少期の時間は短いもの。
その時間を、母子が自分たちの理想の形を選ぶことができるよう、
社会が整ってくることを心から願います。
また、お母さんたちにも、理想の子育てを実現できるよう、
「週3日なんて夢」と終わらせるのでなく、
声をあげ、行動していってほしい、と思います。

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