書塾花紅、7年目の秋。ここに第6回書道作品展を開催いたします。
小・中学生32名、高校生〜60代の大人42名、総勢74名。
「書の道は人それぞれ」。今年は小学生から半切に臨む生徒さんも増え、迫力のある作品展となりました。にれの木でのリアル作品展のお写真なども、後日追加していきたいと思っています。
生徒さんたちの熱い“魂”、人間として生きる喜びを、存分に感じていただけると思います。生徒さん一人一人の人生がわかる書塾生レポートともに、お楽しみください。
- 書塾生レポート7「自分らしく書き続ける」綾子
- 書塾生レポート8「Small but always challenge」正実
小・中学生の部
大人の部
寧月より
「書の道は人それぞれ」と唱え、歩んできて早7年。
ささやかな書塾にも歴史が生まれ、数年前の作品展を振り返ると、幼な子のような可愛らしさすら覚えるようになりました。
書塾に歴史があるように、また、生徒さんそれぞれにも歴史があります。一人ひとりの生徒さんの歴史を辿る「書塾生レポート」は、毎年私にとって大きな楽しみであり、生徒さんのことをよく知る大切な機会になってきています。
生徒さんの本当の気持ちを、きちんと聴くこと。それが私の役目です。
私は伝達できるほどの素晴らしい書道の技術を持っている訳ではありません。私にできるのは、場づくり(=ファリシテーション)と励まし(=エンパワメント)だけだな、と最近よく感じています。
書塾に集まってきてくれる生徒さんは、向上心に満ち、そして他者を尊重できる方ばかりです。この書塾は自然にどんどん成長していく有機体です。
「リアル作品展をやるなら、WEB作品展はもうやめてしまおうかな」という思いも脳裏をよぎりましたが、生徒さんとお話をしていて、この場はこの場でとても大切に思っていただいていると知り、残していくことにしました。ありがたいことです。
10年、20年と書塾の歴史を紡いでいくことができれば、これほど幸福なことはありません。感謝感謝。