今日は、久しぶりに書道とは関係のない、プライベートのお話。
シルバーウィークを、昨年訪れて気に入った、友人のいる小諸で過ごした私たち一家。今回の旅行の楽しみのひとつは、昨年、マーケットで出会い、そのブドウのおいしさに感動した、村一果樹園にお邪魔すること。なんたって、私も子どもたちも大のブドウ好き。
友人の車に乗せられて、小諸から隣町にあたる東御市へ。この東御市はここ数年ワイナリーの数がとても増えているそうで、ブドウ農園もたくさんあるのだとか。そんな中、村一果樹園はワイン用ではなく、食用のブドウを作っていらっしゃるそうです。
友人は今年の夏、村一果樹園のお手伝いをさせてもらったそうで、東御へ向う車の中で、「いかにブドウ作りは大変か」の話をしてくれました。おいしいブドウを作るには、海ブドウのように数の多いブドウの実を、大きくなったときの形を想像して、ひとつひとつカットしていくのだとか。それを、数万個のブドウで行うとは…想像するだけで大変そうな作業。
到着した村一果樹園では、村一果樹園ご主人の村田吉隆さん、奥さんの一葉さん、そして、昨年マーケットで一緒に遊んだうちの娘と同い年の娘さんが出迎えてくれました。
坂を駆け下りるようにみんなでブドウ畑へ向う途中、リンゴ畑が。真っ黒!と驚きましたが、秋映(あきばえ)という種類だそうです。畑でとったリンゴをその場でカットして、いただく。うまい!はじめは「僕はいらない」と言っていた息子も、「おかわり」と何度も手を伸ばしていました。
そして、ブドウ畑に到着。村一果樹園では、たくさんの種類のブドウを作っていますが、メインは巨峰。今年は、台風と豪雨の影響で、村一果樹園も多くの被害を受けたそう。おいしく食べることができるブドウでも、出荷することは難しいものがたくさんあるとのこと。そんな村一果樹園で、私たちはその場でブドウをとってもらい、食べ歩くという、なんとも贅沢な体験をさせていただきました。ちなみに、食べたブドウの皮や種はその辺にポイッと捨てます。来年の肥料になるようです。
とっていただいたブドウの中には、ハニーシードレスという珍しい品種や、東京では高くてなかなか手がでない、シャインマスカットもありました。シャインマスカットは種もなく皮も食べられ、そして何より、甘さが格別なので、子どもたちは至極気に入ってしまい、パクパクと子ども三人で2〜3房を平らげてしまうという… お金の感覚を知らないって幸せね。
ご主人の村田さんは、ブドウ農園育ち、という訳ではなく、農業を志して長野の大学に入り、卒業後は会社員として働いていたそうですが、東御で食べたブドウが忘れられないほどおいしかったことから、東御で果樹農家を目指すことにされたのだそうです。苦労もたくさんあるのでしょうが、奥さま、娘さんと、自然に囲まれた果樹園で共に汗を流しながら暮らしていくというライフスタイルをとても羨ましく思いました。とっても素敵なご一家です。
果樹園でもたくさんいただきましたが、まだまだ食べられるということで、ブドウは東京にも送って頂きました。届いたブドウは、こんな感じ!巨峰、シャインマスカット、ナガノパープルも入れてくださりました。
いつもはネットからの注文も受付をされているそうですが、今年は台風の影響もあり、個人での注文は難しいかもしれないとのことです。来年、再来年と、ブドウのお取り寄せをお考えの方は、東御のお日さまをいっぱい浴びた村一果樹園のブドウをオススメします。今年は食べられなかったけど、去年は、干しぶどうもとってもおいしかった記憶が。ただのレーズンと思ったら大間違いでした。こちらもオススメです。
来年もまた、行けたらいいなー、村一果樹園。小諸では、今年、稲刈りも楽しませてもらいました。また、暇があったら、続きを書こうかと思います。
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村一果樹園
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