寒さが増してきた22日(日)、中目黒キッチンスタジオにて「ヨガと書道」を行いました。今回は、ヨガのNemu Sasaki先生とのコラボ企画で、ヨガレッスンのあとに書道を行うという新しい組み合わせです。
でも実は、書道の健康的効果を日頃から感じていて、伝えていきたいと思っていた私にとってはヨガとのコラボは「いつかやりたい」と思っていたことのひとつ。だから今回、「フロー書道」というタイトルのもと、書道の姿勢と呼吸、書き続けることの快感にスポットを当てた講座を実施できることが、とってもうれしく、楽しみにしていたのでした。
さて当日、14名とたくさんの参加者に囲まれてのスタート。まずはNemu先生のヨガです。Nemu先生のヨガが私は大好きなのですが、その理由は何と言っても、唄うたいでもあるNemu先生によるマントラとシンギングボウルの響き。そしてそして、今回はなんと、最後のシャバアーサナの時間に、Nemu先生がハルモニウム(手漕ぎのオルガンみたいの)を使った生演奏をしてくださったのです。
副交感神経を高めるのに、香りや音楽の効果は偉大。Nemu先生のヨガは、ただ身体を動かすだけじゃなくて、五感すべて使って癒される贅沢な時間なんです。だから大好きでやみつきになっちゃう。そんな極上の時間をすごして、すでに私も、他の参加者のみなさんも「ふぁ〜」っていう状態でしたが、今回はこのリラックスした状態で書道を楽しんでいただきます。
まずは、「フロー書道」についてお話をしました。丹田に意識をおいて正座し、上半身はリラックスして書く。書道はひさしぶり、という人が多かったので、まずは「天」の字を書いて、今の自分を観察します。それから、「フロー」のポイントである「線」の練習。私がいつも行う「運筆」をやりました。
「運筆」で「くるくる」「ギザギザ」を書いていると「楽しい!」「童心に返る!」などの声が。さすがヨガのあとということもあってか、みなさん自由度が高いです。
ウォームアップが終わったところで、いよいよひたすら書く「フロー書道」開始!今回は、誰でも気軽に漢詩、臨書を楽しめるように作った「百字文」を使いました。40分という時間が最初は長いかと思いましたが、みなさんの集中力はとても高く、後半になるに従って「もっと書きたい」という様子に。そして、今回とても驚いたことなのですが、会場が、だんだん暑くなってきたのです!ヨガのあとの身体であることもありますが、書道の時間になって、ひとり一人の身体がさらにあたたまって、部屋全体がぽっかぽかになりました。実は、私も書道をしているとき、だんだん身体があったまり、たくさんお水を飲むようになるのですが、その効果をしっかりと感じてもらえていることが、この気温からはっきりとわかりました。
レッスン後のみなさんのお顔はとっても晴れ晴れしく、私もNemu先生もとってもうれしかった。みなさん、ありがとう〜!
ランチを食べながら自己紹介と感想をシェア。
- ヨガの浮遊感がある身体で書道をすると線がやさしくなる気がした
- どんどんと書けるようになったとても気持ちがよかった
- 最初の「くるくる」とかがよかった
- 書道は久しぶりだけど楽しかった、集中できた
- 身体の声を聞く事の大切さを思い出した
- 一字うまくいかないと乱れるけど、そんなときに呼吸をしてあげるとうまく書ける
- My筆を買って家でも書き続けてみたい
- アートの書道もやってみたい
など、うれしい感想をいただきました。初めての試みでしたが、きちんと伝えたいことが伝わった感じがして、とてもうれしいです。中目黒キッチンスタジオのランチもおいしくて、私自身の身体も満足満足の一日になりました。おかげさまで、「ヨガと書道」は次回が1月に開催となると思います。ご参加、お待ちしております!
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