8月20日、プレカレッジLitの企画に呼んでいただき、
港区高輪子ども中高生プラザにて、
アート書道の創作ワークショップを開催致しました。
プレカレッジLitは「仲間、テーマ、ロールモデルに出会う学びの場」を標榜し、
多様なジャンルの「志民先生」を招いて、
中高生〜社会人に学びの場を提供しています。
私も、恥ずかしながら「志民先生」として呼んで頂き、
アート書道の創作について語らせて頂きました。
プログラムは、
前半に、【夢】の創作を通して、アート書道の筆遣い・構成の基本を学び、
後半に、好きな文字の自由創作を行いました。
「書道は身体で書く」という考えのもと、
途中で、丹田を意識したストレッチも行いました。
中学生、高校生にアート書道を教えるのは始めてで、
どんな創作をしてくれるのか、半分不安、半分楽しみでしたが、
皆、期待以上に、自由で、個性的で、すばらしい創作をしてくれました。
(作品の写真を撮ってくるのを忘れてしまった!後悔・・・。)
「夢」をそれぞれの感性で書いてくれました!
____________________________
今回の隠されたテーマは、「脱メソッド」でした。
書道には、楷書、行書といったすばらしいメソッドがあります。
それらのメソッドは、何百年の人々の研究の成果であり、
美しい文字を書く上で本当にすばらしいものです。
しかし、今回は、敢えてその書道のメソッドから脱し、
自分の書き方で、自分を表現することを徹底的に行ってみました。
“メソッド”には理由があり、それはどれもすばらしいものです。
けれど、メソッドがあるために、自分自身で感じ、考える機会が、
失われてしまうという側面もあると思います。
アート書道を通して、「自分で感じ、考える」ことの楽しさを、
経験してもらえたらと思い、このワークショップを企画しました。
___________________________
今回のワークショップでは、体験をシェアするということにも、
重点を置いていました。
クロージングでは、こんなことを共有しました。
・書道がこんなに楽しいと初めて知った。
・書道の違う魅力を感じることができた。
・「自由」と言われると迷うということを知った。
・文字には人柄がでている(柔らかい、勇気がある、楽しそう、禅的 等)。
・どちらの作品がいいか(アートの評価)を決めるのは難しい。
・集中して、すごく消耗した。 などなど
開催場所を提供してくれた港区高輪図書館からも、高い評価をいただきました。
冬休みあたりに、次回があるかもしれません!
今後も、アート書道を通した教育活動を行って行きたいです。
丹田を意識して、伸びてみる。
>>寧月の教育活動についてはこちら