「八重の桜」から、思う。

大河ドラマ「八重の桜」。
いよいよ戦争の舞台が会津に移ろうとしてきています。
私は、実は父親の実家が福島の二本松というところにあり、
東京で育った東京っ子ですが、体の1/4程度は福島県民のように思っています。
そのこともあって、幼い頃から、
二本松の少年隊の話や、会津の白虎隊の話は何度も聴かされていました。
先週の「八重の桜」はまさにその、二本松少年隊の悲劇がテーマ。
10代前半の男の子たちが、義の名の下に死んでいきました。
「戦争の前の晩は修学旅行の前夜のようだった」という解説が、胸に響きました。
「八重の桜」、あまり視聴率はよくないようですが、
ぜひ若い世代にも見てもらいたいな、と思います。
幕末〜明治期を扱った小説やドラマは数多いですが、
会津側から書かれたものは少なく、というより150年たちやっと戊辰戦争も歴史となり、
会津の側からも語ることができるようになったということなのかもしれませんが、
あの頃日本で何が起こっていたのか、複数の視点から見ることができるようになります。
「八重の桜」について、娘ともよく話をします。
「女の子だけど、銃を持って戦ったんだよ」というところから、
娘もとても興味をもって、いつも話に入ってきます。
戦争について、親子で話をすることは、とても大切なことだと思っています。
そして、「八重の桜」のなかで流れる音楽がすばらしくて、大好きです。
オーボエのものがなしい旋律が頭を流れます。
「生きていこう」と思う、そんな旋律です。
http://www.youtube.com/watch?v=Adgy0RDDclY
まだ半分、これから明治期に八重さんがどう生きていくのか、
女性として楽しみです。