2013春・ツバメ観察記


昨日、保育園の帰りに毎日立ち寄っていた理容室に訪れたら、いなくなっていました。
かわいい、かわいい、ツバメさんたち。
見つけたのは、6月4日のことでしたから、
3週間近く、共に過ごしたということになります。
初めて見つけたときは、
そのツバメさんたちが一体生まれて何日目くらいなのかもわかりませんでした。
それが、ツバメの本を買って写真と見比べたり、
理容室のおじさんにお話を聞いたりする中で、
まだ生後3日目くらいであったことがわかり、それから、毎日、毎日、
少しずつ、でもどんどん大きくなっていくツバメさんたちを見るのは、
私にとって、娘にとって、まだ1歳半の息子にとっての楽しみになっていました。
最初は、口だけが大きくて、大きい巣の中でぴいぴい鳴いていたツバメさん。
だんだんと、毛がもさもさとはえ、鳥らしくなっていきました。
やがて、そのもさもさとした毛がなくなり、お父さん、
お母さんと似たような黒い毛がはえました。
大きかった口よりも、体がどんどんと大きくなり、巣は小さくなり、
5羽のツバメさんたちはぎゅうぎゅう詰めになって、
巣の中で過ごすようになっていました。
お母さんはいつも大忙しでした。
私たちが見に行くと、いつも餌をとりにいっては戻ってきて、
子どもたちに、順番に、餌をあげていました。
ツバメの餌は、バッタやハチなどの生きている虫だそうです。
先週の半ばに、理容室のおじさんから、
「今週末までいるかどうかね、もう2羽は飛べるようになっているし」と聞かされました。
かわいい、かわいいツバメさんたちがいなくなってしまう!
娘は「さみしいけど、それはおおきくなるということだからおうえんしてあげよう」
と言っていました。
そして昨日、日曜日で保育園はないのですが、どうしても気になって、
いつもの商店街までお散歩に行きました。そして、空っぽになった巣を見つけました。
5羽のツバメさんたちはみんな、巣だっていった後でした。
ツバメはこののち、おそらく多摩川の土手あたりに集まって、
この夏を日本で過ごすのだろうと思います。
そして、秋になると、もっと暖かい南の国、フィリピンやインドネシアやマレーシアに
旅立っていくのでしょう。
「また、来年の春、この町にやってきてくれるといいね。」
今朝は、そんなことを話ながら、家族3人、保育園に向かいました。

Comments

comments

Leave a comment

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です