[ことこと書日記 vol.05]「だって家族だもの」

ことことと、日々を煮込むように。
2月26日新月、寧月のことこと書日記第5回をお届けします。

今回は、うちの娘のことばです。
「だって家族だもの」。

寧月書「だって家族だもの」

寧月書「だって家族だもの」

うちの娘は、今、8歳。小学2年生。
まだ、ぎりぎり子どもらしさが残る娘とのトークは面白くて、
低い視線から見る子どもの世界に、しばしばはっとさせられます。

うちにはもう一人、5歳のやんちゃ盛りの息子がいまして、
これがまぁ、手の焼ける弟で、
お姉ちゃんが使っているレゴは勝手にとってしまうし、
「やめてね」と言うと、「じゃあお姉ちゃんのレゴのお家こわしてやる」と言う。

お姉ちゃんは、日々苦労が絶えないのです。

昨秋のこと、そんな弟に、保育園の運動会が迫ってきました。
毎日きびしい練習が続いて、ちいさな坊主もちょっと堪えていた様子。
緊張のせいか、家ではいつに増して、お姉ちゃんへのワガママ放題が続いていました。
弟の暴挙に堪え兼ねて、お姉ちゃんが先に泣き出してしまうことも…

運動会前日。
夕飯の食卓を囲んで、緊張する息子を前に、
「明日はママ、応援に行くからね」と励ました私。
「お姉ちゃんも来てくれる?」と私が娘に尋ねると、
「当たり前じゃない、だって家族だもの」と娘は言ってくれました。

お姉ちゃんは、えらい。

お姉ちゃんは、何があっても弟を応援しているのだと知りました。
家族を応援するのに、理由はいらないのだと知りました。
やっぱり、家族っていいなぁ、と思います。
無償の愛を注ぎ合える、家族であり続けたいなぁ、と思います。

 

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