【書道と教育】 vol.17 フリースクールこぴえに行ってきた

はじめてフリースクールこぴえに行ったのは大学2年生の時だったと思います。

狛江市にあるそのフリースクールで、私はたくさんの子どもたちと出会い、たくさんのことを学ばせていただきました。その後、教育学部を選び、感性を育む仕事がしたいと書道の道に歩んでいくわけですから、このフリースクールとの出会いは私の人生の一大事だったのだと認識しております。

そんなフリースクールこぴえに、15年ぶり!?くらいで行ってまいりました!

辿り着いたこぴえは建物も部屋の中も全く変わらず、久しぶりにお会いできた(会いたかった!)代表の前田かおりさんも昔のままの笑顔で、昔のままのこぴえに戻ってこられたことがとてもうれしくなりました。

その日来ていたのは小学生1人と中学生4人。

その辺に飾られた絵や、タブレットの画面を覗き込ませてもらって、その場にいる子どもたちの画力に驚く。ああそうだ、ここに来る子たちは昔も、絵が上手な子がとても多かった。

のんびり書道を開始しましたが、みんな筆を持つだけで緊張の様子。「絵でもいいから好きなものを書いてね」と言ってみたら、書くわ書くわ!!

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筆の良さを生かした作品。脚(?)のところに光が当たっているように見える。

微細な筆使いに感動!

微細な筆使いに感動!

画伯による味のある作品。感覚的に余白感がわかる方。

画伯による味のある作品。感覚的に余白感がわかる方。

毛のもふもふ感が伝わってくるやわらかな作品。

毛のもふもふ感が伝わってくるやわらかな作品。

結局、ほぼほぼ60分お絵描きに費やしてしまい文字を書くところまで行かなかったのは残念でもありますが、普段は筆など持つこともなく、鉛筆を持つことすら少なくなっているという子どもたちがこうして筆で書く楽しみを味わってもらえたことに満足して帰ってきました。今回を機に、筆を持つことに抵抗感がなくなってくれたらうれしい。そして、私もまた行きたい。

あっという間の時間を終え、子どもたちのお名前とこぴえの目標であるという「挑」の文字を書いて残させていただいてきました。

感じる力が強いことは強みでありながら、時に弱みにもなり、私自身も悩める10代を過ごした人間なので(今も悩み中笑?)、こぴえに来るといつも、忘れていた自分の心の奥の方を思い出すような感じがします。感じることを忘れないこと、恐れないこと。今回も、子どもたちから大切なことを学んで帰ってきた私です。

これからの創作に生かしていかなくては!

楽しい時間でした!

楽しい時間でした!

こぴえの皆さん、ありがとうございました!!

 
 

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