【書道と教育⑦】海外観光客への英語で書道レッスン、始めてます。

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書道のあとに浅草ガイドも

昨年の夏は、密かに通訳案内士の受験勉強をしていた私ですが、ありがたいことにこの春その合格証を手にしまして、最近、“英語で書道レッスン”のお仕事を少しずつ行なわせて頂いております。

年間の訪日観光客が2000万人を突破したとか、2020年東京オリンピックに向けて、というその影響もあるのか、このところ確かに街中には海外からの観光客の方が増えてきているように感じますね。渋谷を歩いていると必ず、迷っている観光客にぶち当たります。

東京観光では、浅草、明治神宮、浜離宮等の観光地が人気のようで、私も通訳案内士として、インド、アメリカなどからいらっしゃったカップルやご家族の案内をさせてもらったりもしました。東京生まれ東京育ちの私ですが、東京のことは全く知らなくて(十分知ってるつもりだったけど)、ガイドのために浅草寺のことを勉強しては「へぇ〜、東京で一番旧いお寺なのね!7世紀からあったんだ!」と驚いたり、浜離宮のお茶室でお抹茶をいただきながら、「こんないいとこあったんだ!今度子どもたち連れて来よ〜」と発見したり、観光客目線で東京、日本を見つめ直しているところです。

桜満開の隅田川とスカイツリー♪

桜満開の隅田川とスカイツリー♪

 

そんな中、海外観光客向けの旅行サービスを提供しているNext Japan Travelさんとのご縁で、海外からいらっしゃった観光客の方向けの書道レッスンを始めています。

初回はインドからやってきたご家族。10時からのレッスンに向けて朝から渋谷のスタジオで準備を整えたものの、待てども待てども、来なーい!!10時15分に電話連絡がつき、「今から行くから」とのことでしたが、結局1時間遅れのスタートでした。でも、とっても気さくなご家族で、初回で緊張していた私でも、とっても楽しくレッスンさせて頂きました(でもやっぱり緊張してたのか、写真は取り忘れた!)。

 

二回目は、インド&ヨルダンのカップル。こちらは、東京観光との組み合わせで、午前中に書道レッスンをしてから東京観光、という流れ。60分のレッスンでは、まず書道の用具を説明し、その後、「一、二、山、川」などの象形文字を教えると「Amazing!」と喜んでくれました。男性は、ひらがなで自分の名前を練習し、女性の方は、ヨルダン語でのお名前がお花のユリという意味だそうで、「百合」という漢字を熱心に書いていらっしゃいました。午後は観光。最初はラーメンを食べたがっていましたが、ベジタリアンの女性はスープが豚ベースだと言うと「NG」ということでおそばに変更。一日一緒にいると、段々と打ち解けてきて、お別れのときはとても淋しいものです。

うちわづくりをしたり

うちわづくりをしたり

書道のあとに浅草ガイドも

書道のあとに浅草ガイドも

 

そして先週、アメリカ人のご家族二組と一緒に書道をしました。線を書いたり、丸を書いたりのアートを一緒にしていたら、女子高生であるという女の子が、とっても素敵なアートを!この感性は日本人とは違うな〜と、これまで幾度となくアート書道ワークショップをやってきた私ですが、見たことのない仕上がりの作品に息をのみました。今回は最後に、ひとりひとりの好きな文字を、私がうちわに書くことにしました。「愛」「喜」「ゴルフ」、お友だちのお名前など、ワードは様々。「野球」と書いたご主人は、これから神宮球場に行くので持っていくとノリノリでした。

IMG_7688

IMG_7683

Calligraphy lesson in English_01

 

日本のこと、書道のことを英語で説明するのは難しく、まだまだ研鑽が必要な私ですが、少しずつこんな機会をいただいて海外の方と楽しい時間が過ごせることに幸せを感じております。いつか、日本の子どもたちと海外から来た日本のことを知りたい人たちが一緒になって、書道して楽しめたらいいな〜と思ったりしています。

「ワシントンにくるときは我が家に泊まって!」と連絡先を送ってくれた奥さま。ありがとうございます!こうして、世界中とのつながりができていくのもうれしいものです♪

 

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