ことことと、日々を煮込むように。
5月11日満月、寧月のことこと書日記第10回をお届けします。
今回は、この間出会った素敵な言葉をご紹介しようと思います。
私、ヨガのレッスンに通い出して、たぶんもうすぐ４年になります。
もともと筋肉バランスが悪くて体調不良を起こしやすくて、
でも、ヨガを始めて、ちょっとずつしっかりと筋肉がついて、
体が変わっていくのはうれしいものです。
それは書道をやる上でもすごく効果的で、
しっかり腹筋を使って体を支えられると、書も安定感が出てきます。
私のヨガの先生は、大好きな佐々木合歓先生。
以前、一緒に「ヨガと書道」のレッスンもやらせていただきました。
そんな合歓先生が、先日のレッスンで教えてくれた言葉。
「All is coming」、すべては自ずとやってくる。。
家に帰って調べてみたら、この言葉には前に言葉があるらしく、
「Do your practice and all is coming」となるそうです。
寧月書「All is coming」
ああ、その通りだなぁ、と。
生きていると、ああしたい、ああなったらいいのに、
って、色々な欲望や願望が出てきてしまうのだけれど、
未来や他者に対する要求は自分でどうにかできるものではないんですよね。
だから、人生悩まないためにも、
自分は目の前のやるべきことをやる、あとは、すべての物事はやってくる。
っていう、そういう発想をベースに生きることってとてもいいことだと思います。
私は私のやるべき努力を、日々、続ける。
私も些細な煩悩に惑わされやすい性格なので、
他人への期待や不満であれこれと頭がグルグルになることも多いのですが、
そんなときこそ、書の練習に時間を使うことにしています。
書道すると、スッキリする。
やっぱり、ヨガと書道は似てる。
