[ことこと書日記 vol.11]やなせたかし「アンパンマンのマーチ」より

ことことと、日々を煮込むように。
5月26日新月、寧月のことこと書日記第11回をお届けします。

子どもに恵まれて子育てをはじめるとき、
親として必ず、再会する歌があります。
それは、アンパンマンの主題歌である「アンパンマンのマーチ」。

大人になって子どもと一緒にこの歌をうたっていると、
子どものときには気づくこともなかった、
この歌の伝える“生きる喜び”を強く感じて、
涙ぐんでしまったりします。それは多分、私だけじゃなくて。

寧月書「アンパンマンのマーチ」

「何が君の幸せ 何をしてよろこぶ
わからないまま終わる そんなのはいやだ」

大人になって、人生というものを半ば進んでしまったからこそ、
この歌詞がずしんと胸に響いてくる。

ほんとうにそう、
何が私の幸せなのか、それくらいのことは、
自分で把握して生きていきたいと、
自分の子どもにも、そう生きてほしいと、思います。

でも、たったそれだけのことが、案外むずかしくて。

ほんとは全文書いてしまいたいくらい、
この「アンパンマンのマーチ」の歌詞はすばらしい。

アンパンマンの作者であるやなせたかしさんは、
「手のひらを太陽に」も書いていらっしゃいますね。
これも大好きな歌で、いつかまた、書いちゃおっかな。

 

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