ことことと、日々を煮込むように。
7月9日満月、寧月のことこと書日記第14回をお届けします。
本屋さんが好きです。
ぼーっと本屋さんの中を歩いて、ふっと一目惚れするような、
本との出会いが好きです。
この春、私がそんなふうにして出会った本のひとつ。
「試着室で思い出したら、本気の恋だと思う。」
尾形真理子さん、著。
「なんてセンスのよいタイトル!」と、もう惚れてしまった。
尾形さんは、女心をよくわかってる!
ところで尾形さんて、誰だろう?と。
聞いたことのない作家さんだったので調べてみたら、
なんと、もと広告関係のコピーライターさんだとか。
さらにさらに調べてみたら、もうこの尾形さんのセンスがすばらしいこと!
「恋は奇跡 愛は意思」
数年前のLUMINEの広告に使われたコピーだそうですが、
もう、頷くばかりで。
その通りですよ、尾形さん、
恋は“奇跡”だけどね、愛は“意思”ですよね!
私も、少ない人生経験ながら女として考えてきた中で、
「愛は結局のところ、続けようという意思である」と思ってきたところがあります。
ちょっと冷めた考えに聞こえちゃうかもしれないけど、
何があっても、たとえ恋心が冷めていようとも笑、
愛は意思で守りぬいていくもののように思っています。
その意思で守りぬいた先にあるのが、愛のように思います。
これから作家としても活動されていくという尾形さん。
「試着室で思い出したら、本気の恋だと思う。」もとてもおもしろかった!
これからも、楽しみにさせていただきます。